塾長ブログ

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誤字・見直し・復讐

定期テストの答案を見ると、漢字の微妙な間違いや、人名・用語の覚え間違い、判読不能な文字、などなど些細なことで失点しているケースがよくあります。

「疑わしきは罰せず」は有名な法諺ですが、テストにおいては「疑わしきは罰す」です。ちょっとしたミスは確実に減点です。誤字脱字はもちろんですが、aなのかuなのか、-32なのか-3²なのか…乱雑な字による失点はホントもったいない。

受験では、その一問によって合格・不合格が決まる可能性だってありますから、ちゃんと見直しをすることが大事です。


そういえば最近ですが、某県のある学習塾のホームページでこんなキャッチフレーズを見ました。

○○(塾の名前)の「基礎学習コース」は、学校の復讐を中心に基礎力を定着させます。毎日「通い放題」で復讐できます。

別のページでは「苦手科目の徹底的な復讐!」というのもありました。

こわっ! 復讐?

苦手科目によって合計点や学年順位を下げたのだから、「親の仇を取るくらいの気持ちで取り組め!」という教育的配慮だろうかとも思ったのですが、きっと違うかな…

「この時期はしっかり中学3年間の復讐をしておくこと」というのも見かけました(わりと大手の塾です)。

コロナ禍(か)の現在、コロナ渦(うず)というミスも多いですね。さすがにコロナ鍋(なべ)なんてのはないかな…

自戒の念を込めて、やっぱり見直しや確認は大事ですね。

もちろん「復習」も大事です。

2021年05月13日

新しい教科書

新しい教科書が全て揃いました!

星和塾には松戸市、鎌ヶ谷市、市川市の生徒さんが通っています。各市とも準拠が異なるので、英語や数学は3種類、社会も2種類の出版社…私には無料で配布される訳ではないので、購入も大変です。

でも新品の教科書はいいですね。新しい紙の香りで、新鮮な気持ちになります。

以前に比べると、教科書も厚くなりました。英語は本文が長くなり、数学では練習問題が増え、「難易度が上がったな…」という雰囲気が確実にあります。

最近話題のSDGsも随所に見受けられます。国語では坂本龍一氏の文章もあり、YMOからのファンだった私としてはうれしい限り(教育出版3年『async-同期しないこと』)。

星和塾のテキストも新教科書準拠を使用し、各中学校の来月の定期テストに照準を合わせています。

来月の定期テストに向けて頑張ろう!

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2021年05月11日

第1回漢字検定のお知らせ

今年度第1回の漢字検定の日程をお知らせします。

申込締切 6月2日(水)

受検日  7月2日(金)

「合格まで、どんなスケジュールで何をすべきか」を指導しますので、ぜひこの機会にチャレンジしてください。

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2021年05月10日

国語の勉強してますか?

ハイデガーは時間の本質を<時熟>、つまり、今の継起としてでなく、時間性の成熟と捉えた。逡巡すること、反省すること、あるいは、熟考、熟練などは、情報のインプットに対して、極めて膨大で無駄に思われるタイムラグののちに初めてアウトプットが生じるたぐいの営みである。これらは瞬間的で切れ切れの今の積み重ねではなく、むしろ時間の成熟によるものだ。(黒崎政男『デジタルを哲学する』)


英語や数学に比べて、勉強を後回しにしてしまいがちな教科が国語です。

「国語って何勉強すればいいかわからないです」

「学校のワークをテスト前にやるだけです」

そんな中学生が多いのではないでしょうか?

でも実は、どの教科よりも真っ先にやるべき科目です。例えば、数学の文章問題や、英語の長文読解や和訳をする際に、国語力がないために失点する例がよくあります。

「国語はセンス」という誤った考えを多くの中学生が持っています。確かに国語のセンスがある人はいます。読書が好き、漢検持ってる、それによっても異なるでしょう。しかし、中学校の勉強や成績、高校入試で考えると「センス」はあまり関係ありません。「方法」を身に付けて、パターンに慣れ、演習を繰り返すことで、国語の点数や偏差値は確実にアップします。勉強しているうちに国語力は磨かれていくものです。

しかし、国語は一人で勉強するのが難しい教科でもあります。漢字の練習は一人でもできますが、文章題で間違った問題を解き直しても、国語は自分では採点がなかなかできません。作文についても、自己採点は難しいですよね。例えば、上記の『デジタルを哲学する』。ある私立高校の入試で出題された文章です。高校入試です。中学生が読む文章です。どうでしょう、一読して内容を理解できるでしょうか? 問題をやってみて、解答・解説を見た、理解できた、となるでしょうか?

読解問題を解くのに必要なのは、センスではなく知識、経験です。その「方法」を教え、採点し、解説し、理解させてくれる指導者を見つけることも国語の学習においてとても大切なことです。


『国家の品格』がベストセラーになった藤原正彦氏は

「一に国語、二に国語、三四がなくて五に算数。あとは十以下」

と仰っています。長くお茶の水女子大で教鞭をとった数学者ですが、その方が国語の大切さを力説しています。

「だから私は憂うのです。このままでは、日本中が思考力も情緒も乏しい者たちであふれてしまうのではないかと。」

2021年04月26日

成績が伸びる子の特徴

長いこと塾の仕事をしていると、よく受ける質問がこれ。

「どうすれば成績が上がりますか?」

当たり前ですが「ちゃんと勉強する」というのが答えです。でも、それ以前にもっと大切なモノがあります。

それは「素直」であること。

今まで、小学生から大学を受験する高校生…定期テストで連続して学年トップをとる子、小学生で英検3級に合格する子、様々な生徒を指導してきましたが、成績が上がる子は判で押したように「素直」です。

「こんなこと勉強しても無駄だ」「こんな問題はテストに出ない」「こんなことできるはずがない」「こんなのわかってる」「自分が正しい、間違っているはずがない」

そんな考えは捨ててください。かたくなに自分のやり方を変えない子は、わざわざ遠回りをしているようで必ずと言っていいほど伸び悩みます。自己流は結構ですが、プロから見ると効率の悪い「しょーもないこだわり」だったりもします。

「ケアレスミス」という言葉をよく使う子がいます。でも、そのような子は、定期テストや模試でも同じように「ケアレスミス」をします。「ケアレスミス」という言葉は、「そのときはたまたま不注意で間違えてしまったけど、次に同じ問題が出たら正解できるであろう、自分にとっては取るに足らないミス」という意味で本人たちは使います。しかし、間違ったのであれば、何か理由があります。そうやって、自分のミスとしっかり向き合って、次に活かす。そこにも素直さが大切です。

素直さは、生まれ持っての性格だと思われがちですが、後から「身につけられる能力である」と考えています。当塾でも、保護者様にはちょっと反抗的でしたが、教室では講師などとも打ち解けて、出された宿題や課題をちゃんとやり、自習やテスト対策などでアドバイスを素直に受け入れて、成績をグッと上げた例などが数えきれないほどあります。

塾へ通うのは成績を上げるため。もちろんそうですが、学習を通して、この素直さを身につけるためというのも、目的の一つにあってもいいのかなと思います。人の話をきちんと聞く、課題や宿題をこなしていく、挨拶をしたり提出物をきちんと出す、これらは日々の生活の中で、じっくりと育てられていく力です。

2021年04月19日

電話営業

先日、知人から電話があり、「小学生の子供の塾を探すために資料請求をしたり体験授業に行ったのだが、どちらの塾もその後の勧誘の電話がしつこかった。塾ってあんなに電話営業するの?」とのことでした。

「うちはしないけど、どこの塾?」って聞いたら○○や△△(やっぱりね)だそう。中には恫喝めいたことを言ってくる教室長もいたそうです。当塾の保護者様からも、他塾から何度もしつこく電話がかかってきた、なかなか退塾させてもらえなかった、という話をよく耳にします。

星和塾では資料請求があった場合すみやかに資料を郵送しています。しかし、携帯番号やメールアドレスがわかっていたとしてもこちらから連絡することはありません。入塾されなかったとしても、それはご縁がなかっただけのことだと割り切っています。

私自身は電話営業をしませんが、塾を経営していると、逆に様々な電話営業がウンザリするくらいかかってきます。

金融商品や先物取引、求人関連、不動産、SEO対策やホームページ制作などなど。中にはそもそも何の営業なのかよくわからない要領を得ない(国語力がない?)ダラダラ長いだけの電話も…電話営業って、忙しい時に限って心底どーでもいい案件でかけてくるんですよね。

「絶対もうかる話です」(だったら自分でやれよ)

「ホームページ作りませんか」(うちのホームページ見て電話してるんだよね?)

「クルーザー買いませんか」(うん、よし買おう、ってなるか!)

当塾としては、保護者様や塾生との連絡、お問い合わせ下さる方々のために電話を置いていますので、電話営業はご遠慮いただきたいと思うんですが、そういう会社ほど無神経で何度断ってもかけてくるところが多いので、困りますね。せめて授業中は勘弁してほしいです。

2021年04月15日

英検もやろう!

星和塾は「実用英語技能検定」(英検)の準会場に認定されていますので、教室で5級から2級まで受検ができます。

英検のウェブサイトを見てみると、各級の目安は下記の通りです。

5級   中学初級程度
4級   中学中級程度
3級   中学卒業程度
準2級  高校中級程度
2級   高校卒業程度

星和塾では中学卒業までに最低3級、できれば準2級合格を目指しています。かつての教え子では小6で3級合格もいます。英検はほとんどがマークシートですし、ライティング(英作文)がなんとかなれば3級はイケます。二次の面接対策も塾で行います。

今年度から学習指導要領が変わり、かつては中学校で1200語くらいの英単語を覚えればよかったのですが、新しい教科書では小学校で600~700語、中学校では1600~1800語、中学校卒業時点で約2400語となり、これまでの2倍の英単語を習うことになります。
英検3級に必要な単語数は約2000語と言われてますから、中3で3級合格はやや物足りません。多少ハードルは高いですが、ぜひ準2級をゲットしたいですね。

「中学卒業まで」ではなく中3の1学期までに受検を終えることができれば理想的です。高校受験を考えた場合、高校に提出する内申書の作成は12月ごろ行われますので、遅くとも中3の第2回英検(10月)までに取得しておく必要があります。でも10月だと受験が迫ってきており、英検をやるより私立や公立の過去問などの受験対策に時間を使いたい…10月、11月ごろは各中学校の定期テストとも重なります。推薦基準を満たしていないと、ここが勝負所になります。

中学校生活は結構忙しいです。後回しにならないよう、計画的に、そして戦略的に準備を進めていきましょう。

英検

2021年04月09日

漢字検定 & 無料対策講座

星和塾では、新年度最初の漢字検定の実施を6月下旬~7月上旬に予定しています。

星和塾は漢字検定準会場に認定されていますので、塾で10級から2級まで受検が可能です。内申点や私立の推薦基準を左右する重要な検定の一つです。

早めにチャレンジし少しずつ受検級をステップアップ。受験勉強と重ならないように、中3の夏ごろまでに最低でも3級をとりたいです。理想は準2級(ちなみに当塾には中2で2級に合格した猛者もいます)。

漢検の検定内容は、読み・書きだけでなく、書き順や部首、対義語・類義語なども出題されます。過去問をしっかり勉強しておくことで、合格率はグンと上がります!

漢字の読み書きが出題されない国語の試験はありません。千葉県公立高校でも、SもぎやVもぎでも、各中学校の定期テストでも、約20点は漢字の読み書きです。毎日コツコツやれればいいですが、なかなか続かない。そこで、近くに目標を設定し、とりあえずは漢検合格を目指す。漢検や英検など検定とうまく付き合っていくのも中学生にとって大事なこと。いつか「持ってて良かった」と思える日が来ます。


「チャレンジしてみようかな…」「何とか漢検に合格したい!」

そんな塾生を対象に

『受験に勝つ漢字!特別講座』を4月に開講します。

合計5日間の「過去問対策 + 弱点克服講座」

塾長が合格への近道・攻略のコツを直接指導します。

日本語ですし、日々漢字は目にします。英検のように面接もありません。指導通りちゃんとやれば誰でも合格できます。

5月、6月は定期試験があるので、この時期にやっておかないと、合格が遠退きます。

是非この機会にチャレンジしてください。


↓↓↓↓↓日本漢字能力検定協会ホームページ(高等学校における「漢検」資格活用状況調査)↓↓↓↓↓

http://www.kanken.or.jp/kanken/investigation/highschool.html

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2021年03月23日

高校準備講座

星和塾では、高校入試を終えたばかりの中3生向けに「高校準備講座」を行っています。

科目は英語、数学ⅠA、古文の3教科。

受験生は入試が終わると、「とにかく遊ぼう!」「朝から晩までゲーム三昧だ!」「ららぽーと行ってスイーツ食べまくるぞ!」、そんな人が多いのですが、今まで勉強してきた集中力や習慣がなくなってしまうと、高校入学直後から勉強面で苦労することになりかねません。ですので、学習習慣や緊張感を失わないためにも、高校の内容を先取りして指導しています。

高校入試は人生の中では通過点の1つに過ぎません。大学受験を考えるとむしろここがスタートラインといえます。

「○○高校に入ったけど、最初の定期テストでいきなり下位だった…」なんてならないように。

約1ヶ月という短期間ではありますが、この時期に勉強に対するテンションを維持できるか、これが想像以上に入学後の成績に影響します。

「適度に遊び、適度に学び」、そんな感じで高校入学まで過ごしてもらえると嬉しいです。

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2021年03月17日

卒業おめでとう

卒業おめでとう。

この春からは、みんな高校生ですね。

高校は義務教育ではありません。自分の明確な意思と目的を持って通うところです。目標を持ち、自らの力で学んでいくところです。そして大切なのは「やり遂げる」ということです。

「やり遂げる」、これがその人を成長させます。

「やり遂げた→成功した」がベストなのはもちろんですが、「やり遂げた→失敗した」という経験は人生の中でいくらでもあります。でも、結果は失敗だとしても、その人を成長させてくれます。やり遂げた人は、その失敗を糧にできるからです。嬉しかったり悔しかったり、そんな感情を強く抱いたということは、全力で取り組んでチャレンジした自分がいたということです。

4月からは新しい環境で、新しい仲間と、なりたい自分になってください。勉強も大切だけど、いろいろな経験や仲間ほど価値のある財産はありません。人生で一度しかない高校生活を、思いっきり楽しんでください。大学を目指すなら相応の勉強も…

大学生になって講師として戻ってくる子もいます。たまに塾に顔を出してくれる卒業生もいます。卒業生はみんな、いつまでも先生の生徒です。

これからの新しい生活が実り多いことを願っています。

2021年03月12日