塾長ブログ

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塾の小テストは満点が当たり前

星和塾では英語と国語の授業前に、英単語と漢字の小テストを行います。英語は40問、漢字は50問前後。8割で合格です。

塾の小テストは出題範囲が決まっているので、満点合格は当たり前だと考えています。

大した勉強せずに不合格は論外。やってきたか否かはプロの目からみれば一目瞭然です。

不合格…それは勉強時間が足りないのか、勉強の仕方が良くないのか、ヤル気がないのか、なめてるのか…

手っ取り早いのは勉強時間を増やすこと。時間をかければかけるほど合格の可能性は高まります。時間をかければ間違いなく身に付く量は増えますし、「こうしたらいいかも」「これが自分に合ってる」という勉強法のアイデアも浮かんできます。何事も「トライ&エラー」で、いろいろ考えながらやってみること。頭を使いましょう。最初から自分に合ったベストな方法が見つかるわけではありませんし、失敗して気づくこともあります。

そのためには、とにかく「時間をかける」。


努力する → 良い結果が出る

良い結果が出る → モチベが上がる

モチベが上がる → 成績も上がる

時間をかけることによって、好循環が生まれます。


「僕の目標は○○高校に入ることです」

「学年でトップ10に入りたい」

「僕って漢字苦手な人じゃないですか…」

なんて無邪気に言ってる君。

目の前の小テストから確実にクリアしていこうか…

小さな成功体験の積み重ねが、この先の大きなところに導いてくれます。

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2023年09月27日

155日…

今日は「敬老の日」。ですが、星和塾は通常授業です。

千葉県公立高校の入試まで、あと155日。

約5ヶ月で公立高校の受験です。

私立の早いところだと12月から出願が始まります。

定期テストに三者面談…「受験校を決める」という意味では、中3生に残された時間はそれほど多くありません。

入試は人生を左右するとても大切な勝負。望む高校に行けるかどうかは試験の結果で決まります。厳しいけれど、これが現実です。義務教育は今年度で終わり。この先も、入りたい大学、入りたい会社、なりたい職業、仕事での成果…そこには必ず競争があり、自らの力で勝ち取らなければならない場面が、人生の中で何度も訪れます。

受験は多くの中3生にとって初めての体験です。緊張やプレッシャーを感じるのは当たり前。でも、しっかり準備をした者にしか成功は訪れません。受験は甘くありません。

「幸運の女神は準備している人にのみ微笑む」、フランスの有名な細菌学者パスツールの言葉です。

行動が未来を決める!

悩む時間があるなら、勉強しましょう。今はただ努力、行動あるのみです。

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2023年09月18日

古典は楽しい!

星和塾の塾生が通う近隣の中学校では、9月から10月、11月と定期テストがあり、中3生は実力テストや塾内模試、SもぎやVもぎが続きます。

定期テストの範囲はさまざまですが、1年生から3年生まで、ほとんどの学校の国語のテスト範囲には古典が含まれます。詩歌や文法と並んで苦手な子が多いのですが、暗記的な要素が強いので、塾で丁寧に指導すればかえって点数がとりやすい単元です。

1年生は『竹取物語』や川柳、故事成語。歴史的仮名遣いやレ点などを学習します。
2年生は『平家物語』の「敦盛の最期」、『枕草子』や『徒然草』などの随筆、そして『論語』です。「係り結び」なども出てきます。
3年生は『おくのほそ道』、『万葉集』『古今和歌集』などの和歌、杜甫や李白の漢詩を学びます。

「グローバル化」=「外国語の勉強・異文化の理解」と考えがちですが、やはり根っこには先人たちが築いた自国の文化や歴史の理解が必要だと考えています。


日本文学の始まりに『古事記』という神話があります。というと難しそうな感じがしますが、『古事記』などはかなりハチャメチャで、野蛮で、マンガなんかで読んだら子供でも楽しめる作品です。

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ちなみにこれ、三本足の八咫烏(やたがらす)。これも日本の神話からきています。大日本蹴球協会(日本サッカー協会の前身)創設に尽力した漢文学者内野台嶺氏の発案だそうです。日本サッカー協会の創設やシンボルマークの発案が漢文学者によるものだとは驚きです。それ故に『古事記』はサッカー少年必読の書です(冗談です)。


正岡子規の没後100年、平成14年に子規は野球殿堂入りしました。子規が訳した野球用語で現在も使われているものは「打者」「走者」「四球」「直球」などがあります。教科書における横顔が有名ですが、正岡子規はまさに「日本野球の祖」と呼ぶべき人物なのです。今年のWBCの熱狂を正岡子規にも見せたかった…大谷がトラウトに最後に投じた変化球の美しい軌道を子規ならどう表現しただろうか?

九つの人九つの場をしめてベースボールの始まらんとす 子規


約千年前には『源氏物語』が書かれました。高校生はきっと敬語や助詞・助動詞の学習で苦しめられると思いますが、日本人の行儀の良さは、『源氏物語』のような敬語にあふれた文学を我々が持っているからではないかと感じます。

紀行文学の最高峰『おくのほそ道』。ちょうど市川五中3年生の試験範囲ですね。「人生は旅である」なんてカッコいいじゃないですか。寺尾聰の名曲『出航 SASURAI』みたいで…

♬あの雲にまかせて 遥かに彷徨い歩く

♬生きてゆく道連れは 夜明けの風さ

♬そうさ 夜明けの風さ


古典は嫌いな子が多い単元ですが、少しでも古典の魅力に気付ける、そんな授業をしたいと思っています。

2023年09月06日