塾長ブログ

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「行ける高校」ではなく「行きたい高校」へ

「行ける高校」ではなく「本当に行きたい高校」へ。

これが星和塾の基本方針です。

中3生は三者面談が行われ、公立をどの辺りにするのか、私立をどうするのか、推薦基準に届くのか、単願か併願か、志望校を下げるのか、受験が現実味を帯びて眼前に現れます。

「担任の先生から厳しいと言われたので志望校を変えます」とか、模試の結果で「もうダメかも…」とか、不安に襲われ、逃げを打ちたくなります。夏頃に学校見学で夢見た「第一志望」は目の前から去っていきます。チャレンジする前に自ら手放すのです。

本気で第一志望を狙うなら、願書を出すまで、倍率発表後の出願変更まで、最後まであきらめずにやり遂げるべきですし、それができないのであれば、最初からご縁のない高校だったのかもしれません。厳しい言い方をすれば、誰かに「無理だよ」と言われたくらいであきらめるなら、その程度の想いだったということです。

受験で最も大切なことは「後悔を残さないこと」です。「失敗」は取り返せますが、「後悔」はずっと残ります。ひょっとすると本人だけではなく、第一志望をあきらめさせた親御さんの方にも…

毎年約5万人の高校生が高校を中退しています。

理由は様々ですが、今日の日本社会には大変厳しい側面があり、学びなおしのチャンスはありますが、「高校中退」から立て直すのは容易ではありません。

そのためにも妥協の結果の「行ける高校」ではなく、「本当に行きたい高校へ」をモットーに子供達には最後まであきらめず頑張ってほしいのです。もちろん入学してみたら理想と違う、ということはあるかもしれませんが、それでも自分が望んだ道です。自分の道を自分で選ぶ、そんな人生を歩んで欲しいと思います。

受験に重要なこの時期に頑張れないと、高校や大学に進学してから、社会人になってからも頑張ることができない人になってしまいます。人生には「ここぞ!」という場面が必ずあって、現実に向き合いながら、歯を食いしばって頑張らなければならない時があります。競争しなければならない時、結果を出さなければならない時が必ずあります。

懸命に努力をして志望校に合格できたなら、それが自信になり、これからの人生の中で「あのときもあれだけ頑張れたのだから…」と心の支えになるはずです。もし不合格であっても、今度はその悔しさをバネにして次のステージで飛躍できるでしょう。努力した人間であれば失敗や挫折からも学べるからです。

千葉県公立高校受験まであと84日。

まだまだ、やれること、やるべきことはあるはずです。

頑張れ、受験生!

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2023年11月28日

「授業でわかった」と「テストでできる」は別物

「授業でわかった」と「テストでできる」は別物です。

授業で分かっただけではテストで得点できません。

塾の先生方は初めて習う単元や生徒の理解が怪しい単元を、わかりやすく説明します。時にはヒントを与えたり、例え話を用いたりしながら、理解へ導きます。最初に解かせる問題も易しい問題から少しずつ応用へと進んでいきます。

でも、どんなに良い授業をしていても「1回解いて終わり。もうわかった」ではテストは出来ません。

真面目に授業は受けているけれど、成績が上がらない要因第一位は「演習量不足」です。特に定期テストは学校のワークだけではなく、試験範囲の様々なタイプの問題を数多く解くこと、これに尽きます。

その日の「わかった!」だけで終わらせず、多くの問題に触れて、本当にできるようになったか、確認するところまでやって、初めてテスト勉強をしたと言えるのです。


最近、元メジャーリーガーのイチローさんが高校球児を指導したというニュースを見ていて、教育に携わる人間として特に刺さった言葉です。

「今の時代、指導する側が厳しくできなくなって。何年くらいなるかな。僕が初めて高校野球の指導にいったのが2020年の秋、智弁和歌山だね。このときすでに智弁の中谷監督もそんなこと言ってた。なかなか難しい、厳しくするのはと。でもめちゃくちゃ智弁は厳しいけど。これは酷なことなのよ。」

(中略)

「導いてくれる人がいないと楽な方に行くでしょ。自分に甘えが出て、結局苦労するのは自分。厳しくできる人間と自分に甘い人間、どんどん差が出てくる。厳しくできる人間はどんどん求めていくわけだから。うまくなったり強くなったりできる。求めてくる人に対しては求められる側もそれはできる。でも求めてくれなかったらできないから。でも自分を甘やかすことはいくらでも今できちゃう。そうなってほしくない。いずれ苦しむ日が来るから。大人になって、社会に出てからも必ず来る。できるだけ自分を律して厳しくする。」


イチロー氏が言う「これは酷なこと」というのは、厳しくされない分、何も言われない分、「すべてが自己責任である」。優しさ(無責任な優しさ?)にあふれる反面、成功も失敗も「自己責任」というハードな時代、であるということです。

自分自身を律し、主体的かつ継続的に行動することが伸びる前提条件なのです。


受験生諸君、千葉県公立高校入試まであと91日。

今だけは、自分を律し、自分に厳しく、目標に向かって頑張ろう!

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2023年11月21日

寒暖差にご注意を!

打ってきました。帯状疱疹ワクチン…

10代の頃に罹患し、高熱とあの痛み(今も時々痛い)は二度と味わいたくないと接種しました。最近は若い世代でも急増しているようなので、子供の頃に水疱瘡になったことがある方はご注意ください。

それにしてもインフルエンザ、コロナ、帯状疱疹、こんな短期間にたくさん注射を体に打って大丈夫なんだろうかと、逆に不安になる今日この頃です。


それにしても、11月上旬は暑かったですね。

一方でここ数日は冷えますね。この寒暖差のせいでしょうか、最近は体調を崩す子が増えています。インフルも流行ってますね。

コロナやインフルになると、数日つぶれます。塾や学校にもしばらくは行けませんので、受験生は以下の点にご注意を!

①食事をしっかりとる

ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEなどが含まれたものを食べるのが良いといわれていますが、あまり神経質にならず、好き嫌いなく、よく噛んで、しっかりと食べることが大切です。

②睡眠をしっかりとる

ストレスや睡眠不足などにより体力が低下すると免疫力が低下して風邪にかかりやすくなります。
生活リズムを整え、くよくよせずストレスをため込まないようにしましょう。適度な気分転換も必要です。

③湿度の管理

乾燥した環境では、のどや鼻の粘膜の機能が低下します。また、乾燥した環境ではウィルスの活動自体が活発となりますので、部屋を加湿する工夫が必要です。

④手洗い・うがいを徹底

私たちは、無菌室で活動しているわけではないので、ウィルスとの接触は不可避です。通学時の公共交通機関や、学校・病院などでは、マスクによる予防、そして外から帰ったらうがい・手洗いの徹底。これが最も大切なことでしょう。


少しでも調子が悪い時は、無理せず休息すること。「よく食って、よく寝て、嫌なことは忘れる!」

私は調子が悪くなると、前述の帯状疱疹の箇所がピリピリし、喉が痛くなります。最近はマヌカハニーという蜂蜜のキャンディーをなめると、翌日には喉がすっきりしているので、おすすめです。

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2023年11月14日

定期テスト

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今月は各中学校の定期テストが続きますね。

提出物の進捗はいかがでしょうか?

提出物をとっとと終わらせましょう。と言っても、今回は試験範囲が広かったり、各教科難しくなってきたりで、提出物だけでもかなり大変ですよね。

私は、子供たちが10代のうちに、定期テストや各種検定、高校受験に向けて、それぞれのテーマや課題を小さなタスクに分解・整理し、計画を立てる習慣を身に付ける必要があると考えています。でないと、時間の先読みもせずに、その場の思い付きやヤル気の有無だけで過ごす癖がついてしまいます。

大人になってからも、ほとんどの仕事には時間的制限があります。ゆっくり気が済むまで試行錯誤はできません。いくらクオリティーが高くても、納期や締切を守らなければ、信頼や仕事を簡単に失います。場合によっては解雇されるかもしれません。

「Quick& Dirty」というビジネス用語があります。直訳すると「早く、そして汚く」とマイナスの意味になりますが、ビジネスの現場に合わせて意訳すると「多少粗削りでも、なるべく早くカタチにする」という感じでしょうか。

テスト勉強でも「早く1周すること」が重要です。最終的には完璧に近づける努力をしていくべきですが、最初から完璧にしようとすると失敗します。普段大したことができてない子に限って、急に完璧主義になり挫折したりします。「Quick & Dirty」という発想を持つことで、勉強もはかどり、逆に緻密にやらなきゃいけない箇所も見えてくるはずです。

いろいろと大変ですが、条件は皆同じです。目の前に立ちはだかる現実を、タフに乗り越えるしかありません。

2023年11月07日

今日から11月…

11月になりました。

今年も残り2ヶ月…千葉県公立高校受験まであと111日です。

いつも、この「塾長ブログ」をご覧いただき誠にありがとうございます。

最近ではグーグルやヤフーなどで、「塾長ブログ」や「塾 ブログ」と検索すると上位に表示されるようになりました。そんなこともあり、HP経由で教育上のご相談(なるべくていねいにお答えさせていただきます)や営業メール(あまり嬉しくない)なども頂戴することになりました。


また当塾のHPが『名門公立高校受験道場』というサイトに掲載されていることに最近気が付きました。掲載していただきありがとうございます。

『名門公立高校受験道場』(千葉県版)←サイト

個別指導?集団授業?自立型指導?映像授業?

大学生がアルバイトで指導?ベテラン塾長が直接指導?

大手塾?フランチャイズの塾?個人塾?

勉強が得意な子向けの塾?苦手な子向けの塾?

この辺も錯綜していて、どんな塾がピッタリなのか、

なかなか塾選びの基準がわかりません。

塾選びに良い方法があります!

それが、塾ブログです!

塾の方針や雰囲気、大切にしていること!

これらの「塾選びにおいて重要なこと」が

一目瞭然でわかります!

少しお時間を取って、

塾ブログで塾選びのセンスを磨いてみませんか?

お子様にとってのピッタリな塾、実力のある塾

を見つけることができるかもしれません。

また成績アップのノウハウも書かれています。

これからの子育てに役に立つでしょう!

(『名門公立高校受験道場』さんのサイトから転載)


星和塾のこの「塾長ブログ」が「塾選びのセンスを磨ける」ほどのものかどうかいささか不安ですが…

心にうつりゆくよしなしごとを書いた駄文ではございますが、今後も末永くお付き合いいただければ幸いです。

2023年11月01日

千葉県公立高等学校入学者選抜における解答用紙サンプルについて

先日、千葉県教育委員会から「令和6年度公立高等学校入学者選抜における解答用紙サンプル」が発表されました。

受験生(現中3)はもちろんですが、保護者の皆様もぜひとも全教科ご覧ください。下記にリンクを貼っておきます(千葉県ホームページ)

令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜における解答用紙サンプルについて


●国語解答用紙●

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●数学検査問題●

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●数学解答用紙●

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私立高校では大半の学校でマークシート形式が導入されていますが、マークシートにはまだまだ不慣れな中3生が多くいます。

例えば、数学の問題を見ると、分数の解答で、分子が先、分母が後の順になっています。おそらく記述であれば大半の子供たちが分母が先、分子を後に書くと思います。ですからいつも以上にケアレスミスが起こる可能性が高まります。答えがマイナスの場合、⊖にもマークしなくてはいけません。おっちょこちょいさんは要注意。事前にこの形式に慣れておきたいですね。

全ての受験に当てはまりますが、早め早めの対策を…そして星和塾では上記のような点も含め、指導に活用して参ります。

大きな変化に不安を感じるかもしれませんが、条件は皆同じです。頑張って乗り越えましょう!

2023年10月24日

名古屋ぼっち旅

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定番の「ひつまぶし」in いば昇さん。おいしゅうございました。

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夜の栄を歩く。街に活気があって、名古屋は楽しい!

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何気なく入った栄のバー。とても居心地の良い空間。

ナッツ


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ブルーインパルス

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祭りの後…

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2023年10月23日

梶井基次郎『檸檬』

現代文と古文を指導している高校3年生の学校では今週から定期テストが始まります。テスト範囲は梶井基次郎の『檸檬』や世阿弥『風姿花伝』、韓愈『雑説』など。

久しぶりに梶井基次郎の『檸檬』を読み、あまりの素晴らしさにいくつかの他の短編を読み返しました。繊細であり、流麗。美しい文章で20篇程度の小品を残した夭逝の天才。


『檸檬』は「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。」という印象的な書き出しで始まります。

「何故だかその頃私は見すぼらしくて美しいものに強くひきつけられたのを覚えている。」

これは「撞着(どうちゃく)語法」という表現技法です。ブルーハーツの「ドブネズミみたいに美しくなりたい」とか、ことわざの「急がば回れ」とか、通常は互いに矛盾していると考えられる表現を組み合わせるのもの。作品を象徴する一文です。

「始終私の心を圧えつけていた不吉な塊がそれ(檸檬)を握った瞬間からいくらか弛んで来たとみえて、私は街の上で非常に幸福であった。」

「丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。」

高校生からすると「何かよくわからない話だな…」と感じるかもしれませんが、梶井は想像を自在に飛翔させ、テクストを通じて破壊衝動を昇華し、珠玉の短編に結晶させました。

そんなことよりも『文豪ストレイドッグス』というアニメの存在を教えてもらい、梶井基次郎や谷崎潤一郎のキャラに衝撃を受けた今日この頃です。


梶井 檸檬

私は左のちくま文庫を所有しています。この一冊で梶井の全作品が網羅できます。表紙の綺麗さは右の角川文庫の方が良いかも…やっぱり岩波でしょ、という硬派な人もいるかもしれません。

岩波

2023年10月16日

自習に来よう!

星和塾では授業のない日も塾に来て、自習することをおすすめしています。

自主的に来てくれる子もいますが、こちらから「何曜日は来ようね」と声をかけて約束することも。

「自習に来ないとだめですか?」と聞かれることもあります。「家でちゃんと勉強してるんですけど…」なんて科白も。

でも、こちらはプロなので、ホントに勉強しているかはちゃんとわかってます。

そこで今日は自習に来て勉強するメリットをご紹介します。


①疑問点を解決して効率よく勉強できる

自分で考えることは大切です。我々も答えだけ教えるということはしません。大切なのは「解き方」を学ぶこと。

でも、それ以上考えても前に進まない状況で、さらに時間をかけて勉強するのは、効率の良い勉強とは言えません。

「わからないものは、なんぼ考えてもわかりません」

自習であれば、我々の方から声をかけることもできますし、わからない問題を講師に質問することもできます。テキストも豊富に揃っていますので、類題に再度取り組んで理解を深めることもできます。

②「やる気」に左右されない学習習慣を身に付ける

テスト前じゃないと勉強できない、というお子様は多くいます。しかし「やる気が出ない」「モチベが上がらない」なんて言い訳して、勉強から逃げまくっていても、結局自分が損するだけです。日本は新卒至上主義ですから、やはり進学した高校・大学がモノを言います。高校・大学は10代で決まります。義務教育のあたりで相応の努力が出来たか、が将来につながります。学年順位だって気になりますよね? 内申だって上げたい。それなら勉強するしかありません。

勉強は、顔を洗って歯を磨くのと同じように、やる気に左右されず毎日継続的に行わなければいけません。

「毎週〇曜日の〇時からは必ず自習に行く」と決めて、それを続けることで、勉強の習慣が徐々にできていきます。

また自習に来れば、スマホやマンガ、テレビなどの誘惑も遮断できますし、他の中学生も自習しているので刺激にもなります。仲間であると同時に受験ではライバルでもあります。

他にも自習に来るメリットはたくさんあります。勉強においては「良いことづくめ」と言ってもいいでしょう。


定期テスト、実力テスト、英検・漢検がそろそろ近付いています。

自習待ってます。

↓↓自習をする塾生たち↓↓

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教科書・テキスト・過去問など「やるべきモノ」はたくさん揃ってます。

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2023年10月02日

塾の小テストは満点が当たり前

星和塾では英語と国語の授業前に、英単語と漢字の小テストを行います。英語は40問、漢字は50問前後。8割で合格です。

塾の小テストは出題範囲が決まっているので、満点合格は当たり前だと考えています。

大した勉強せずに不合格は論外。やってきたか否かはプロの目からみれば一目瞭然です。

不合格…それは勉強時間が足りないのか、勉強の仕方が良くないのか、ヤル気がないのか、なめてるのか…

手っ取り早いのは勉強時間を増やすこと。時間をかければかけるほど合格の可能性は高まります。時間をかければ間違いなく身に付く量は増えますし、「こうしたらいいかも」「これが自分に合ってる」という勉強法のアイデアも浮かんできます。何事も「トライ&エラー」で、いろいろ考えながらやってみること。頭を使いましょう。最初から自分に合ったベストな方法が見つかるわけではありませんし、失敗して気づくこともあります。

そのためには、とにかく「時間をかける」。


努力する → 良い結果が出る

良い結果が出る → モチベが上がる

モチベが上がる → 成績も上がる

時間をかけることによって、好循環が生まれます。


「僕の目標は○○高校に入ることです」

「学年でトップ10に入りたい」

「僕って漢字苦手な人じゃないですか…」

なんて無邪気に言ってる君。

目の前の小テストから確実にクリアしていこうか…

小さな成功体験の積み重ねが、この先の大きなところに導いてくれます。

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2023年09月27日