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成績が伸びる子の特徴

長いこと塾の仕事をしていると、よく受ける質問がこれ。

「どうすれば成績が上がりますか?」

当たり前ですが「ちゃんと勉強する」というのが答えです。でも、それ以前にもっと大切なモノがあります。

それは「素直」であること。

今まで、小学生から大学を受験する高校生…定期テストで連続して学年トップをとる子、小学生で英検3級に合格する子、様々な生徒を指導してきましたが、成績が上がる子は判で押したように「素直」です。

「こんなこと勉強しても無駄だ」「こんな問題はテストに出ない」「こんなことできるはずがない」「こんなのわかってる」「自分が正しい、間違っているはずがない」

そんな考えは捨ててください。かたくなに自分のやり方を変えない子は、わざわざ遠回りをしているようで必ずと言っていいほど伸び悩みます。自己流は結構ですが、プロから見ると効率の悪い「しょーもないこだわり」だったりもします。

「ケアレスミス」という言葉をよく使う子がいます。でも、そのような子は、定期テストや模試でも同じように「ケアレスミス」をします。「ケアレスミス」という言葉は、「そのときはたまたま不注意で間違えてしまったけど、次に同じ問題が出たら正解できるであろう、自分にとっては取るに足らないミス」という意味で本人たちは使います。しかし、間違ったのであれば、何か理由があります。そうやって、自分のミスとしっかり向き合って、次に活かす。そこにも素直さが大切です。

素直さは、生まれ持っての性格だと思われがちですが、後から「身につけられる能力である」と考えています。当塾でも、保護者様にはちょっと反抗的でしたが、教室では講師などとも打ち解けて、出された宿題や課題をちゃんとやり、自習やテスト対策などでアドバイスを素直に受け入れて、成績をグッと上げた例などが数えきれないほどあります。

塾へ通うのは成績を上げるため。もちろんそうですが、学習を通して、この素直さを身につけるためというのも、目的の一つにあってもいいのかなと思います。人の話をきちんと聞く、課題や宿題をこなしていく、挨拶をしたり提出物をきちんと出す、これらは日々の生活の中で、じっくりと育てられていく力です。

2021年04月19日