一夏中かけて、僕と鼠はまるで何かに取り憑かれたように２５メートル・プール一杯分ばかりのビールを飲み干し、「ジェイズ・バー」の床いっぱいに５センチの厚さにピーナツの殻をまきちらした。そしてそれは、そうでもしなければ生き残れないくらい退屈な夏であった。　　　村上春樹『風の歌を聴け』より

わが千葉県は野菜全体の生産高が全国でも上位の有数の農業県です。その中でも落花生は1位の座を維持し続けています。

千葉県の北部は「北総台地」と呼ばれる火山灰土が堆積し、東南部は九十九里の海岸線が広がるため、全体的に真水に恵まれない土地として以前は農地に不向きだったそうです。

しかし落花生は比較的土地を選ばずに栽培することができ、またマメ科の植物として土を肥やす働きもあったため、広い範囲で急速に栽培が始まり、千葉県は一大生産地となります。昔は他県でも多く落花生を栽培していましたが、単価の高い他の作物が流入してきてから全国的な生産は減少し、千葉県だけがその生産量を落とすことなく栽培を続けていたため突出した生産割合を長年維持するようになりました。

千葉の落花生（特に八街が有名ですね）は味が濃厚で香りが芳醇。少し高価ですが、一度味わうと安い外国産は口にしたくない。色や形も綺麗です。殻が割れるときの音も乾いて小気味良く、殻を割り口に入れた瞬間、無意識に次の落花生に手を伸ばしている。

合わせるのは、大阪三島郡で蒸留しているシングルモルトウィスキー。音楽はナット・キング・コールの『Fly Me to the Moon』とかドビュッシーの『月の光』とかコルトレーンの『バラード』とかプッチーニの『冷たき手を』とかプリンスの『パープル・レイン』とか、とにかく甘ったるいメロディーが最高に合います。

星和塾では通塾ポイント制度を導入しています。

授業出席はもちろん、自習ポイント、誕生日ポイント（なんと今年度から５０ポイントに変更）などなど。

規定のポイントに達すると素敵な景品をプレゼント。

がんばればがんばるほど、ポイントもどんどん貯まります。

今回、規定ポイントを迎えた生徒用の景品です。

某ブランドのボールペン、図書カード、クオカード。

４月に入り、新年度を迎えました。

先週は冬に逆戻りしたかのように寒い日が続きましたが、今日はまさに「久方の光のどけき春の日に」といった感じで、春らしい暖かい一日でした。

星和塾も数名の新入塾生を迎えました。この生命が芽吹く春に、新しい仲間が増え、とても嬉しく思います。

先週、今週と春期講習を行いました。多くの塾生が休み中も授業や自習に来て、既習範囲の復習を行っていました。

明日は始業式。

今年のうちの塾のメンツは面白い生徒が多くて、とてもワクワクしています。