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土用の丑の日

石麻呂にわれもの申す夏痩せによしといふものぞ鰻とり食せ  大伴家持

「ひどい夏痩せじゃないか、鰻でも食べたらどうだい」と石麻呂に言ってやった。


それにしても暑い日が続きますね。暑い日は涼しい教室で勉強するのが一番です。

ところで、間もなく「土用の丑の日」。

「土用の丑の日」に鰻を食べるようになったのは、江戸時代に活躍した平賀源内が推奨したから、と言われています。

鰻の旬は本来は秋から冬と涼しくなってから。夏の鰻は人気がありませんでした。そこで、困った鰻屋が平賀源内に相談したところ、「丑の日だから『う』のつくものを食べると縁起が良い」という語呂合わせを発案。それで鰻屋は「本日土用丑の日」という張り紙を店の前に張り出したら大繁盛し、それ以来「土用の丑の日」には鰻を食べる風習が根付いたといわれています。

冒頭の大伴家持の和歌にもあるように、奈良時代にはすでに、鰻は精がつく食材、夏バテ防止に効くことが知られていました。


数値や評価などが勢いよく上昇する、という意味で 「うなぎ上り」という言葉もあります。語源には、諸説ありますが、夏期講習も始まり、塾生たちの成績も「うなぎ上り」になるように願ってます。

unagi4

2024年07月23日