やっぱこれだねぇ~
定期テストが近付いてきました。
義務教育までの勉強はほぼ「暗記」が勝負といっていいと思います。暗記すればするだけテストで点数は取れます。逆に点数が取れない子は、このような「暗記」が苦手だったり、嫌がってやろうとしません。好きなポケモンやアイドルグループのメンバーの名前はすぐに覚えますが、多くのお子さんは勉強のことを覚えるのは苦手です。
「どれだけ手際よく暗記するか」、そして「自分なりの方法を持てるか」。これは十代で身に付けなければいけないことの一つです。職種にもよるかもしれませんが、社会人になっても「暗記」は大事です。
例えばCAさん(キャビンアテンダント)の場合、航空会社に入社出来ても、サービス、救命救急、機材の筆記試験と実技試験に合格しないと乗務できません。乗務前のブリーフィングでも、「この機の消火器の位置は?」「海上に緊急着陸した際の手順は?」「成人の正常な脈拍数は?」などの質問があり、即答できなければ帰宅するように言われ、空港でスタンバイしている別のCAさんと交代させられます。何事も「覚えるべきことをちゃんと覚える」、これが大切ですね。
うちの姪っ子は昔からポケモンが大好きで、
この出世魚のようなキャラの名前の変化を何十種類も覚えています。これを覚えられるのであれば、英語の不規則動詞、例えば、
come came come
break broke broken
write wrote written
これなんて楽勝だろう、と思うのですがなかなか覚えられない…K-POPのグループのメンバー全部言えるのに、なんで歴史上の人物(例えば親鸞とか陸奥宗光とか)は覚えられないんだよ、と思うのですが、まあ仕方ないか…
そこで、かなりアナログですが、最強ツール「単語カード」の登場です。タブレットやスマホが普及し、勉強ツールも増えましたが、それに伴って子供たちの学力が急激にアップした、という話は聞きません。暗記物は、こんな昔ながらのやり方が良かったりします。時代が変わっても、テストは紙に筆記具で、自分の手で書くものだからです。
「英単語ってどれくらい覚えればいいの?」
松戸市が採択している『NEW HORIZON』を例にとってみると教科書会社(東京書籍)の説明用pdfにはこのように書いてあります。
英語の勉強で、教科書やスマホを見ているだけ、蛍光ペンでラインを引くだけ、そんなやり方だけでは、記憶の定着に限界があります。手を使って文字を書くことは、長期記憶を促します。また、テスト範囲や授業でやった単語・熟語をコンプリート出来るので、オリジナルの単語帳は効果的な勉強法のひとつです。
昔は(みんな結構やっていたような気がするのですが…)単語カードが欠かせませんでした。英語に限らず、資格試験を受けたりする時など様々な学習にも応用が利きます。これが絶対とは言いませんが、いろいろなやり方を試してみて、自分に合った「暗記法」「記憶法」「覚え方」を発見してください。
2021年06月07日






